最近、ジャンクのノートパソコンを修理して、それにDebian8(jessie、デスクトップはMATE)をインストールして使ってみたところ、予想外に動作が軽快だったので、母機にもDebian8(64ビット版)をインストールしてみました。
Windows 7よりディスクアクセスが少なく、シャットダウンも一瞬で終わって、これまた軽快だったので、最近はWindowsよりも、こちらを使っている時間が増えてしまいました。
そこで、Linuxのプログラムを何か作ろうと思い、
GTK+でCを使ってウィンドウを出したりしてみました。
ただし、コマンドラインのgccだけだと、デバッグができないので、これだけでは問題があります。
一応、
GDB(GNU Project debugger)というコマンドラインのデバッガはありますが、これを単体で使うのは、ちょっとめんどくさそうだ…。
というわけで、GUIでC/C++を開発(特にデバッグ)できる環境が必要になったので(「お前は
PascalChanという名前なのに、Cで開発するのか?Lazarusを使え」などと言われそうですが、それは
正論です。それでもCを使いますが)、いくつか探してみましたが、最終的には、
Eclipseを使うことにしました。
Eclipseは元々Javaの開発環境なので、これに
CDTというプラグインを追加すると、C/C++の開発環境にもなります。ただ、このままだと英語版のままなので、日本語化する必要があります。
その方法はぐぐれば出てくるので、ここでは深く触れません。大まかに書くと、
- PleiadesというEclipseのプラグインをインストールする
- /etc/eclipse.ini を、root権限で編集する
- 具体的には、最後に「-javaagent:/usr/lib/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar」を加える
となります(上の例は、Debian8の場合です。
他の環境では、「eclipse.ini」のある所や「pleiades.jar」のフルパス指定は、異なっている可能性があります)。
これで、確かに日本語化します。
ただ、いわゆる「おま環」なのかも知れませんが、Cのソースを開こうとすると、
「Unable to create editor ID org.eclipse.cdt.ui.editor.CEditor: エディター・クラスをインスタンス化できませんでした。これは通常、引数をとらないコンストラクターの欠落か、エディターのクラス名が plugin.xml でミス・タイプされていたことを意味します。」
というエラーが出てきて、
開けません。普通のテキストファイルは開けるのに…。
一応、僕の環境を書いておくと、Eclipseのバージョンは "3.8.1" 、Javaのバージョンは "1.7.0_101" でした。
この原因を調べてみたところ、
http://qiita.com/fuminimax/items/1a3376684a1e93cb4d5a
Eclipse4.4(Luna)でCDTが動作しない
というところに書いてあった方法を使うと、このエラーを回避できることがわかりました。
その方法は簡単で、
- /etc/eclipse.ini を編集し、最後に「-Xverify:none」を加える
でした。
一応、同じ問題で悩んでいる人がいるかも知れないので、メモしておきました。
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