以前、
スーパーのウズラの卵を孵化させるノウハウを書きました。
その後、またデータというか、ノウハウのようなものがある程度たまったので、
追加したいと思います。
2015/7/12(日)に、初めてウズラの孵化に成功しましたが、その後謎の熱病にかかってしまい、
やがて死んでしまいました。
それからもずっと卵を温めていたのですが、孵りませんでした。
5ヶ月後の、2015/12/9(水)に、ようやくひなが孵りました。
このときは、温めていた卵は全部で40個、そのうち有精卵は3個ありました。
1つは無精卵と誤ってしまい、初期のうちに割ってしまいました。
2つめは、暖めてから20日後も振動していましたが、孵らないので、卵を割ってみたところ、まだ“生きて”いました。ただし、くちばしが曲がっているなどの奇形があった(*)ため、孵ることはないようでした。
3つ目が、↑の動画の卵でした。このひなも、足の指が曲がっていて、まっすぐにならないという奇形がありました(*)が、その他には異常はなく、全体的には大変元気でした。
(*)ちなみにこれらの奇形は、卵を温めていた温度が42℃を超えたことがあったので、それが原因だったのかも知れません。ただし、繰り返し実験して確認したわけではないので、詳細は不明です。
しかし、次の日、
保温用に入れていたティッシュペーパーが、「こより」状になって首に巻きつき、縊死するという、全く想定外の死を迎えてしまいました。
あまりにショックだったので、しばらくこの記事を書けませんでした。
しかしそれは置いておいて、よく考えてみると、8月から12月まで、
なぜ1つも有精卵がなかったのだろう?という疑問が湧きます。
始めに考えたのは、
「ウズラ卵生産者が、有精卵を発生させないようにしているのではないか?」
でした。
しかし、検索して他のブログなどを見てみても、そのような現象は報告されていませんでした。
ただ、可能性はあると考えて、いろいろなスーパーからウズラの卵を買ってきて、比較してみました。
それでも孵りませんでした。よくわからないまま、某日本最大のスーパーと言われているところから買って暖めた卵が、↑の12月に孵ったやつでした。
なので、「ここのスーパーで卵を買って暖めれば、必ず有精卵がある」と思っていました。
ところが。
2015/12/10(木)頃にひなが死んでしまったので、その後、新しく卵を買って暖めたのですが、やはり1つも有精卵がない。
オカシイ。
しばらく謎のまま、新年になって、また新しく卵を買ってきたとき、ようやくその理由がわかりました。
「あれ、この卵、『パック日』が書いてある。…えっ、
4日も冷蔵されていたの?」
ここのスーパーの卵には、「パック日」が表示されていたので、冷蔵されていた日数が一目でわかるようになっていました。
今までの卵は、この、冷蔵日数が長過ぎたために孵らなかったようでした。
この式が絶対に正しいかどうかは確認していませんが(全ウズラ農家に直接確認しないとわからないため)、
[賞味期限]-[パック日]=14日
という式が成立している?
「パック日」は、全てのウズラ卵に書いてあるわけではないので、賞味期限から冷蔵期間を推測して、できるだけ新しいものを選ぶ必要があるようです。
今まで卵を温めていた経験から、孵る確率の大体の印象を述べると、
- 冷蔵期間2日以内?:孵る確率 3/40 程度
- 冷蔵期間3日:孵る確率 1/40 程度
- 冷蔵期間4日:孵る確率 0
といったところでしょうか?
ただしこれも、繰り返し実験して確認したわけではないので、詳細は不明ですが。
PR