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アマチュア無線で話ができない。

先ほど、吃音に悩む大学生が、就職活動で自分の吃音をカミングアウトするかどうか…というような動画をYouTubeで観ました。
https://www.youtube.com/watch?v=8bDwLwBsE3Q
バリバラ 「きつ音」面接での悩み
 僕も吃音持ちなので他人事ではない話なのですが、その動画を観ていたら、僕は途中で腹が立って、要らなくなったDVD-RAMを、自分のアマチュア無線機にブン投げてしまいました。



 僕はアマチュア無線で話をすることができません。
 したがって、アマチュア無線の業務は実行不可能な状態で止まっています。

 その理由は、吃音と、頭の中で雑談を組み立てることができないために、必要事項を伝達する以外の話(つまり雑談)ができないからです。

 これが、明確に構音障害があるようなアマチュア無線家だったら、まだいいでしょう。それは聞けば一発でわかりますから、向こうも雑談なんて野暮なことは要求せず、相手の発音を何度も丁寧に聞き取ってくれ、必要事項の伝達だけで交信が無事に終了するからです(実際にワッチして確認しました)。
 元外国人(電波法から考えて、今の国籍は日本でしょう)が片言で日本語を喋っている場合も、ほぼ同様です(これも実際にワッチして確認しました)。

 しかし僕のように、ちょっと聞いただけでは異常がわからない相手の場合、相手は暗黙のうちに雑談を要求してきます。

 ところが、僕はそれができないので、「あにょ~」「そにょ~」「えっと~」と、わたモテのもこっちみたいになってしまいます。

 その直後の「…チッ。何だコイツ。こんな話も満足にできねえのか」みたいな向こうの気まずい雰囲気は、無線機から出る電波に変調されて乗って来ているわけではありませんが、痛いくらい伝わってくるものです。

 カード交換か、あるいは交信局数を稼ぎたい山岳移動局ならばこんなことはないのですが、自宅で無線機を固定運用している局の交信目的は、ほとんどの場合、相手と雑談をして盛り上がることだからです。

 しかし、先ほどの吃音に悩む大学生もそうですが、社会に出て、普通の人に混じって活動している人の中には、「うまく喋れない人がいる」のです。
 それに対する配慮のなさに、思わずムカッと来てしまいました。

 これはアマチュア無線に限定した話ではなく、広く社会一般に見られる無配慮ですが、「喋ることが趣味」のアマチュア無線の機械がその象徴のように見えて、思わず要らないDVD-RAMをブン投げてしまうくらい腹が立ったのでした。



 ちなみに、この「カミングアウトした大学生たち」はどうなるでしょうか。恐らく、面接はパスして入社はできると思います。


 しかし、いずれ社内の他の無理解な人間に当たって、
「おい、お前電話も取れないのかよ。ふざけるな」
「お前、まともに喋れねえのかよ?吃音?他の奴はちゃんと喋ってるだろ」
「社長から直々に理解を得た?知るかよそんな俺に関係ない事
などと言われて嫌がらせを受け、結局辞める羽目になる確率が高いと思います。


 と言うのも、僕がそういう目に遭ったことがあったからです、睡眠障害で。
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