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釣りと懐疑論

僕は最近、アニメ以外のテレビをほとんど観ないのですが、2/3(日)の「ザ!鉄腕!DASH!!」を観ました。
いわゆる「エギング」で、アオリイカを釣るという内容で、餌木を自作していました。


最近、いろいろな理由があって、僕は釣りをしなくなってしまったのですが、以前釣り(夜釣りが多かったです)をしていたとき、こんなことを考えていました。
「『○○したからよく釣れた』という話をよく聞くけど、それが偶然でないと、どうして保証できるのか? 釣果を統計のサンプルと見なした場合、これではサンプル数が少なすぎる上に、条件(母集団)の違いを考慮していない」
などなど、釣りに関する「こうすれば釣れた~」関係の話は、実はほとんどが、統計的にまともな検証を経ていない、思い込みなのではないか…と。

何しろほとんどの場合、釣れるときの魚の姿は人間の目に見えておらず、「どうしてそうなったのか」は、推測に頼っている場合がほとんどです。そして、その推測というのは、得てして自分の都合のいいように脚色されがちなものなわけです。


「鉄腕DASH」で、自作の餌木を作っているのを観たときも、それを思い出しました。つまり、
「エビっぽい形をしていて、光っていれば、何でもいいんじゃないの?」
と。


それでも、例えば「魚の行動習性を利用する 釣り入門」(講談社ブルーバックス)のように、釣りに対して科学的なアプローチをする人もいるようですし、
「うおみオンライン」のように、水中にカメラを仕掛けて、魚の活動を観察している人もいるようです。もちろん、水産関係者も、この手の調査を行っているでしょう。

なので、釣りが非科学的だ、とは一概には言えなくなりつつあるとは思いますが、それでも、この話から得られる懐疑論というのは、一般化すると、なかなか強力な代物になると思います。
「我々が効果を信じて行っている『アクション』は、本当に効果があったのだろうか?ただの偶然の産物ではないのか?」
という懐疑論。

…もっとも、魚が釣れているときには、こんなことは考えないわけですが。



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